#01
「ビール売り子のルリコさん」












ある日球場でギャルなビール売り子に絡まれた!?
社会人になって数年……会社で怒られ、書類に囲まれ、社畜の道まっしぐらな男・村田には、逃げ込むように訪れる場所があった。球場だ。
いつものように一人野球観戦を楽しんでいると、新人ビール売り子でギャルなルリコに声をかけられる。売り子にしてはちょっとハチャメチャな彼女。ビールは泡だらけだし、隣に座って休憩するし、距離感近くておしゃべりだし……。でもこの子、実は超絶ウブな純情ガールなのです!
選手や観客、ウグイス嬢、警備員、チアリーダーそしてビールの売り子……たくさんの人が集い、働き、笑い、人間ドラマを生み出す!プロ野球に携わるすべての人々に捧ぐ!笑顔と涙の球場愛コメディー!

#02
「野球ファンたるもの」












元アナウンサーの女性・ユキはイライラしていた。その理由は周りが野球ファンだらけだから!?しかしそんな彼女も球場を訪れる。とある目的のために……。(◆野球ファンたるもの)
ナンパをかわすにはニンスタのアカウントを教えると良いと聞いたルリコ。しかしニンスタなんてやったことがない。こっそりアカウントを作ろうとするがなかなか上手くいかず。そんな時、偶然チャラ男たちからナンパされ……。(◆ダメ!ゼッタイ!)
2年前……女子高生だった山田夏乃は、キラキラ輝くビールの売り子さんに釘付けになっていた。その姿に憧れた彼女だったが――現在なぜかお弁当屋さんになっていた。働き者の彼女はある日村田と……。(◆純情三角巾)

#03
「野球の女神?」












助っ人外国人・デニス。元メジャーリーガーである彼は、日本の気候や野球に対するチームの姿勢が合わず、一人思い悩んでいた。通訳からは「チーム愛を持つことも大事」と諭されるが、どこ吹く風で打席に立つ。しかし彼はたまたま見かけたルリコに一目惚れしてしまい……!?(◆野球の女神?)
お世辞にも強いとは言えないモーターサンズ。だが、ファンとの距離は日本一近い球団だという人も少なくない。その象徴がマスコットであるサン四郎。彼はお客さんとの距離はもちろん、スタッフとの距離もまた近く――。(◆無敵のマスコット)
今日こそ150杯売ると意気込むルリコは、久しぶりに村田の姿を見かける。仕事の電話で意気消沈する彼にルリコは……。(◆えいえいおー♡)

#04
「魂のアナウンス」












モーターサンズのスタメン発表。かれこれ5年も続く、ウグイス嬢・なぎさによる鋸山選手いじりが話題となり、まとめ動画まで作成されている。売り子たちの間でも動画は好評だが―――なぎさ自身は青ざめていた。「もうネタねぇよ!!」と机を叩いたある日、なぎさの目の前に当の本人・鋸山がやって来て……。(◆魂のアナウンス)
球場のコンコース隅に置かれた『ご意見箱』。そこに久しぶりに手紙が入れられていた。手紙は全てルリコ宛で、しかも10枚にも渡って綴られていたという。無関心を装うルリコだが、周りから見れば明らかに嬉しそう……。そしてルリコは手紙を書いてくれた人物を探し始め……。(◆ご意見箱事件 前編・後編)

#05
「むかつく!」












村田は会社の後輩・清水と偶然球場で鉢合わせる。「よかったら一緒に観ません?」と誘われ戸惑いながらも了承した村田。そんな二人はルリコからビールを買うこととなり……(◆むかつく!)
球場内で売られる『選手コラボ弁当』。コジローの妻・ユキは弁当を前に深い溜息。コジローの弁当は不人気なのだ。そして同じ数だけ弁当が残っていた三井の彼女・キサと出会った時、戦いの火蓋が切って落とされる――!(◆お弁当協奏曲)
首位・スティクスから7点をリードしたモーターサンズ。しかし試合は豪雨のために一時中断。客席で試合を見ていた中学生・恵は「来るんじゃなかった」と明らかに不機嫌な顔。そこへルリコがやってきて、雨のグラウンドを眺め始める……。(◆違う顔)

#06
「良い子」












鏡の前に立つサラは今日も売り子の制服が着られて嬉しそう。そんな時スマホへメッセージが届く。両親が球場へ遊びに来ると言うのだ。「え~っ!?今日来るの~っ!?」と言いつつ……。(◆良い子)
散らかった控え室を掃除し始める売り子たち。メモ帳、雑誌、果ては『好きなところ100』と書かれた日記帳まで、様々な物が出てくる。そんな中、謎の盛り髪ギャルの写真が出てきて――。(◆宝物がいっぱい)
プロ野球における、年に一度の祭典『オールスターゲーム』!いつもと違うお客様が詰めかけ、売り子たちも緊張気味。そんな中始まったのは球団マスコットの合同ダンス!愛らしい動きでダンスを披露するマスコットたちだったが……(◆ブック破り)
